バイクで近道<仏生山公園の地下に高松クレーター>


 高松市南部の仏生山公園を中心とする直径8キロの地域の地下に、直径約4Km深さ約2Kmのお椀型のクレーターが埋もれています。2002年、地下1750mまでボーリング調査をした結果、

 (1) 激しい衝突で岩石が変化した痕跡 
 (2) 隕石由来の金属粒子 
 (3) 衝撃による熱で岩石が溶けガラス状になった組織


 という隕石衝突の3要素すべてが見つかりました。1530万年前に直径1Km弱の巨大隕石が衝突した2重リング・クレーター。重力測定で異常発見や衝突を示すスエーバイト岩石が発見されています。世界のクレーター・リストを作っている国際クレーター登録委員会(本部・カナダ)のメンバーが 2003年11月24日に現地を視察。近くリストに登録される見込です。
 高松琴平電気鉄道の仏生山駅下車して徒歩20分ほどのところにクレーターの中心があります。


高松クレーターのもたらした恵みの温泉


 温泉施設としては次の2つがあります。高松クレーターの西端、一宮町の地下300m弱、毎分270リットルという実に豊富なメタケイ酸を含む源泉とした「きらら=高松クレーター温泉」。そして、仏生山町で、地下1750mからわき出た天然温泉施設「仏生山温泉天平湯(てんぴょうのゆ)」です。

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